「激変の世界」で起きる事象は、何れもが複数の力が複雑に作用した結果である。コロナ・パンデミックもウクライナ侵略戦争も、現象に関わる情報が溢れている反面、真相がどこにあるかは容易には分からない。
それを理解するためには、感性→疑問→思考→理解→・・・という、思考のサイクルを働かせる必要がある。
すなわち、氾濫する情報の中に事実を見出し、事実の背景にある力の作用に想いを巡らし、関連する事象との因果関係と相関関係を整理して、全体像というジグソーパズルに挑み、さらに過去から未来に向かう動向の中に本質を探る「思考の作法」が必要となる。